古賀市は子育て世代を歓迎してくれるまち
– オンライン事業経営 鈴木希宙さん・なるみさん夫妻

奥さんのご実家のあるまち、福岡県古賀市で子育て中の鈴木さんご夫婦。
ご主人である希宙(きひろ)さんは愛知県岡崎市のご出身で、前にお勤めだった会社の配属で初めて福岡に移住し、そこで知り合った古賀市出身の奥さまとご結婚されました。
現在はWeb制作とオンラインの教育事業に取り組まれている希宙さん。
今回はそんな鈴木さんご夫婦に、古賀市でのお仕事についてと子育て事情をインタビューさせていただきました。

「何も知らないなら知ればいいじゃん!」と思えた大学時代

–希宙さんはどんな学生時代を過ごしましたか?

希宙さん:
小中高校生の12年間は、ほぼ毎日全てサッカーに費やしていました。
その後、大学は京都の同志社大学に進学したのですが、これまで本当にサッカーしかしていなかったので、「自分は何も知らない」「自分は何が好きなんだろう」と思って悩んだ時期があって…。
しばらく悩んでいたのですが、ある時突然「知らない自分もなんかいいな、知らない方がこれから知れるじゃん!」と考えが変わったんです。

今では何がきっかけだったのか思い出せないんですが、僕にとっては一つの転機でしたね。
そこで吹っ切れて、いろいろなことを知るために一人で東南アジアにバックパッカーに行ったり、カナダに語学留学したり、日本一周で全都道府県にも行きました。
大学生の時に外に出るのが楽しいということに気づけたのは、自分の中で大きな体験でしたね。

オフラインでのつながりの大切さ

–希宙さんがオンライン事業を始めたのはどのようなきっかけですか?

希宙さん:
大学卒業後に商社系の会社に就職したのですが、もともと「これがしたい!」というものがなかったので、会社で2年働いたけど合わない部分がいろいろあるなと感じて…。
会社員として働くのはやめて、独立したいと考え始めました。

最初は「起業するなんて無理」「起業はすごい人しかできない」と思い込んでいたのですが、その時にネットを通して知り合った方にブログビジネスを教えてもらったのがきっかけで道が開けました。
その方とは今も一緒にお仕事をさせてもらっていて、本当に良い縁に恵まれたと思います。
独立できる見通しが立ったので、2018年25歳の時に退職して個人事業主としてWeb制作のお仕事を始めました。

–現在メインで取り組まれているのはどのような仕事ですか?

希宙さん:
今やっているのは、Webライターを養成するオンラインコミュニティです。
主婦や副業の方を対象にWebライティングのノウハウなどを指導して、隙間時間で収入を得られるようにサポートしています。
オンラインなので、上は北海道、下は沖縄まで全国の方にご参加いただいています。

–お仕事の今後の展望はありますか?

希宙さん:
これからはオフラインの事業にも積極的に取り組んで行きたいと思っています。
今のコミュニティでもみんなで集まるイベントはやっているのですが、基本的には大阪とか東京とか大きい都市で開催しているので、これからは古賀市とも積極的に接点をもちたいなと考えています。

–古賀市には、これから起業や副業をしていきたい人を応援するインキュベーション施設「快生館」がありますよね。

希宙さん:
そうなんですよね。ずっとオンライン事業を主にしていたので、まだそういった施設を積極的に利用できていない状態です。
でも、3年ぐらいオンライン事業に全力投球していて、ふとした時に、「前に人と直接顔を合わせて仕事したのっていつだっけ?」と思ったんです。
その時に寂しさを感じて、無性に人と話したくなりました。

誰かとオフラインでつながるビジネスがしたいと思ってネットを検索したとき、「古賀マガジン」というWebサイトに出会って、「古賀でこんなことをしているんだ!」と衝撃を受けたんです。
実は今回のインタビューもそのつながりで実現していたりするので、地元との繋がりは本当に大事だなと感じました。
今後は古賀市での活動も積極的にしていけたらと思っています。

古賀市は子供とお出かけが楽しめるまち

–希宙さんは愛知県のご出身ですが、古賀に移住した経緯を教えてください。

希宙さん:
会社に就職して最初の配属先が福岡だったのがきっかけです。
会社を退職して1年くらい愛知に帰っていた時期があったのですが、その時すでに奥さんとお付き合いしていたので、事業が軌道に乗ったタイミングで福岡に戻ってきました。
そのあと結婚して子供が生まれるタイミングで、ちょうど賃貸の契約更新のタイミングだったので、子育てのことを考えて妻の実家がある古賀に引っ越ししました。
実家が車で10分のところなので気軽に遊びにいけますし、子育てのサポートをしてもらっていて本当に助かっています。

–古賀市の子育てサポートなどの制度はどうですか?

なるみさん:
古賀は本当に出産・子育てのサポート制度が手厚いですね。
妊産婦さんへのギフトボックスで赤ちゃん用品がもらえたり、タクシーチケットや図書カードなどもいただけて本当に充実しています。
(※妊産婦さんへのサポート内容は毎年変更されますので、自治体ホームページをご確認ください)

–古賀市で子育てをしてみて環境はどうですか?

希宙さん:
古賀市で子育てしてよかったなと思うのは、大きな公園がたくさんあることですね。
周りを気にせず、子供を思いっきり走り回らせてあげられる場所が近くにあるのは本当によかったと感じます。
あとは自然豊かなところですね。綺麗な場所がたくさんあるし、空気が美味しい。

なるみさん:
去年は、清滝にホタルを見に行ってきました!
清滝は私も子供の頃によく川遊びに行っていたところなんです。
あとは五所八幡宮にあるムーミンの木に行ったり遊びに行くところには困らないですね。

希宙さん:
海も歩いていける範囲にあって、たくさん自然に触れさせてあげられるのは都会ではできない古賀の良さですね。

–古賀市で子育てする魅力はなんでしょうか?

なるみさん:
一番の魅力だと思うのは、市内の人やお店全体が子育て世代を歓迎してくれていることですね。
子供と買い物に行ったら、お店の人や近くにいた人が必ず子供に声をかけてくれるんです。
知らない人でも子供に優しく接してくれて、みんなが気にかけてくれているのを感じます。

–これからの古賀に期待すること

希宙さん:
まちにもっと人が集まると楽しくなるなと感じています。
今度オープンする食の交流拠点「るるるる」でプレオープンのイベントがあって、そこにすごい人が集まっていたんですよね!

パン屋さんとかカフェとかのお店が増えるのも嬉しいですし、人が集まる場所が増えると僕たちも楽しくなります!

まとめ

今回は鈴木さんご夫婦に、古賀市での働き方と子育て事情についてお話を伺いました。
大自然を楽しみながら子育てできるのは、古賀ならではですね!
古賀市全体で子育て世代を歓迎している様子を、リアルに知ることができたインタビューでした。

鈴木さんご夫妻、お忙しい中本当にありがとうございました!