フルリモートで古賀市にUターン移住|東京のIT企業に勤務 西村さんインタビュー

フルリモートで古賀市にUターン移住した西村さん。

東京のIT企業に勤務されていて、一時は東京で生活をされていましたが、とあるきっかけで古賀市にUターン移住。現在は、早朝に古賀海岸を散歩するなど、古賀市での生活を満喫されています。

今回はそんな西村さんに、古賀市での暮らしや働き方をインタビューします!

空の青さを感じたことがきっかけでUターン移住

東京から古賀市へのUターン移住はなにがきっかけだったんでしょうか?

リファラル採用支援のコンサルティングやアプリ開発をおこなう東京のIT企業で働いていて、2020年3月に会社がフルリモート業務になりました。それから1年半は東京で暮らしていたのですが、コロナ禍ということで自粛のストレスを感じるようになりました。
そして、ずっとリモート業務なら東京で暮らす意味もないかなと思い始めるようになり、2021年11月に古賀市へのUターン移住を決めました。

コロナ禍前からリモートで業務をおこなっているメンバーもいて、エンジニアだけでなくビジネスメンバーもリモートになっていく流れでした。
当時、2年に1回ぐらいしか実家のある古賀市には帰ってきていなかったのですが、久しぶりに古賀に帰ったときに、「あ、やっぱ古賀は落ち着くな…」と感じました。実家があるから当然かもしれませんが。

東京と何が違うかと言えば、まず空の広さがまったく違います。古賀市で空を見上げて、久しぶりに「青いな」と感じることができました。
東京で空の色が何色かなんてあまり記憶にないです…。東京では閉塞感を感じていたんだと思います。

そんな時に、古賀に住むのもありかもしれないなと思うようになって。
ただ、福岡市も検討に入れていました。家賃などいろいろと調べていくと、福岡市は東京とそんなに変わらなくて…古賀市は家賃が安かったです。

あと移住支援金というのがあって、リモートワークも対象になったのが2021年だったので、「ちょうどいいタイミングだな」と思い、古賀市へのUターン移住を決めました。

移住しようとなった時に、古賀市や福岡市以外は検討しましたか?

沖縄なども検討はしましたが、東京と適度に離れていて、いざとなった時に東京に行きやすいということを基準に考えていました。福岡は空港も近いし、飛行機で2時間弱で東京に行けるということもあって。

あと、古賀市に帰省しているときに思い出したのが、そういえば昔「古賀駅の近くに住みたい」と思ったときがあったなと。
小中学生のころは、古賀が生活のすべてといいますか、古賀しか知らないじゃないですか。自分にとっては古賀駅周辺が都会だったので、古賀駅の前の大きなマンションに住みたいみたいな子供じみた願望がありました。その願望を思い出して、そういえばその時期に思い描いていた子供じみた願望がいろいろと他にもあって。
東京の会社で働きたいとか、クリエイティブな仕事がしたいとか、そういうのを自分なりに叶えてきたなと。
だったら古賀駅の近くに住みたいという願望も、どうせなら叶えちゃおうという想いもあって古賀市に移住を決めました。

リモートワークと古賀海岸での朝散歩

古賀市での暮らしはどうですか?

東京の暮らしと比べて不便になるだろうとは思っていましたが、フルリモートなのでそんなに大きく変わっていないと感じています。用が足りるだけのお店はあるし、オンラインショップで注文したものも数日で届きます。
利便性はそんなに変わらないけど、海に散歩に行けたり自然が身近にあったりして。あと、図書館にも頻繁に行っています。わりと蔵書が充実していて助かっています。
最初は車がないと不便かなと思っていたんですが、駅前だと車がなくても十分に生活できます。

古賀海岸はどういったタイミングで行かれているんですか?

私は毎日、早朝に近所を散歩していて、土日は古賀海岸にも足を伸ばしています。
朝の散歩は習慣になっていて、このまま歩くことを続けたいと思い、古賀はどこを歩くんだろうと気になって調べたら「歩いてん道」というのがあったので、浜辺コース・花鶴コース・学園コースの3つのコースを主に歩いています。

古賀市で仕事をする魅力はなんでしょうか?

自宅でのリモートワークに飽きた時にいつでも他の場所で仕事ができることは魅力です。例えば、MIRACOさんとか、ballroomのオープンリビングデイとかを利用させてもらっています。
少し足を伸ばせばスタバもあるので、意外と、自宅以外でも拠点があるのでそういった部分はとてもありがたいです。
最近は、るるるるや快生館もできているので仕事ができる場所が増えてきています。

地域活動はなにかやられていますか?

2023年のゴールデンウィークに、なにか新しいことを始めたいと思いました。自分が日ごろ快適に暮らすために、地元のことをよく知りたいなと思ったんです。
地元でできるアクティビティを探していたところ、古賀マガジンのブログを見つけました。「私が昔から知っている古賀じゃないぞこのクオリティは…」と思って、古賀でできるアクティビティってもしかしたらこれかもしれないと思いました。
古賀のことを知りたいということから始まり、ブログを書く取材とかができれば古賀のことも深く知れるし、魅力を探索できると思い、ライター募集のところから応募したのがきっかけです。

古賀をもっと知りたい、この地域を好きになってほしい

古賀での暮らしや今後の目標を教えてください。

目標は、もっと古賀を知ることです。そのために古賀マガジンでの活動を始めました。
やるからにはクオリティの高い取材がしたいですし、その活動を通して、しこふむ(新宮町・古賀市・福津市・宗像市)エリアで一番のメディアにしていきたいと思っています。自分もそうですけど、古賀マガジンを見た人も、しこふむエリアを好きになってもらえたらとても嬉しいです。

地域活動を通して、その活動に触れた人が、この地域を好きになってもらいたいです。
やっぱり古賀市が元気になれば自分の生活も豊かになると思っています。これまでは古賀市のことを冴えないまちだと思っていて…お隣の福津や新宮がわかりやすく栄えている感じがしていました。新宮や福津は、全国で注目されていたりしますよね。
それに比べて古賀は衰退していくばかり…と思っていたんですけど、それは自分が知っている古賀の一部分しか見えていなくて、実際に住んでいろいろと知ろうとしてみると、たくさんの人が活動されていて、自分が知らないだけでいろんな人のつながりがあることを知りました。

まちの派手さは、自分が生活をするうえでそこまで必要がないといいますか、生活をするうえでは自分が住んでいてどれだけ居心地がいいか、あとは好きになれるかが重要だと思っています。古賀市はそこに気づかせてくれるようなポテンシャルもあるし資源もある。
派手ではないけど、そこが古賀市の良さかなと思っています。

ありがとうございます。古賀は好きですか?

好きになれましたね。

まとめ

今回は、東京の会社でフルリモートで働き、2021年に古賀市にUターン移住した西村さんにお話を伺いました。

時代に合った働き方を選択されていて、古賀市の今を全力で満喫されている西村さんのお話は、これから地方移住を考えられている方の参考になる部分が多くあったのではないでしょうか。

西村さん、お忙しいなかお時間をいただき本当にありがとうございました!