イベントを通じた地域とのつながりを大切にしたい|日本食品株式会社 野上さんインタビュー

日本食品株式会社で勤務されている、古賀市在住の野上さん。
野上さんは就職と同時に古賀市へ移住され、それから13年間古賀市で暮らされています。
今回はそんな野上さんに、古賀市へ移住された経緯や古賀市でのつながりについてインタビューさせていただきました。

2011年に古賀市へ引っ越し、新生活がスタート

ー野上さんは古賀市にお住まいとのことですが、これまでに暮らしてきた地域のことも含めて教えていただけますか。

出身は福岡市西区です。糸島市に近い場所で、そこで22年間を過ごしました。子供の頃は野球や水泳に熱中していて、中学時代は部活動に明け暮れていました。

高校卒業後は九州産業大学に進学し、経営学部を専攻しました。昔からパソコンを扱うことが得意だったため、学部内にある情報コースを選択し、ITスキルについても学びました。

ーそして2011年に就職されたわけですね。

はい。就職活動をしていた時期は、就職氷河期と呼ばれるような時期で、なかなか内定をいただくことができない状況でした。

最終的に、当時飲食店でアルバイトをしていたことから食品業界に興味を持ちはじめ、地域合同説明会にて日本食品株式会社と出会い、入社に至りました。

ー古賀市への引っ越しはいつ頃でしたか?

大学卒業後、3月末に古賀市にある会社の独身寮に引っ越してきました。引っ越し後すぐに入社前研修があり、その流れで古賀市での新生活がスタートしました。

ー初めての一人暮らしが古賀市ということですか?

そうですね。福岡市西区で育ち、新卒で古賀市に引っ越してきたんです。福岡市西区からだと会社への通勤時間が1時間半もかかるため、古賀市天神の独身寮を利用することになりました。

古賀市に移住して13年、イベントを通じた地域とのつながり

ー移住した当時の古賀市の印象はどうでしたか?

福岡市内、特に博多や天神へのアクセスが良いと感じました。私が住んでいる場所は公共交通機関も便利で、博多までは電車で約25分です。

古賀市の自然環境は、田んぼや山、海が近い点で、私の地元に似ていて共感を覚えました。

ー福岡市から古賀市への移住を決めた心境はどうでしたか?

私の周りで地元を出たくないという知人も多いですが、私は一人暮らしの経験もしたかったので、移住に対する抵抗はなかったです。実際、高速を使えば地元にもすぐ帰れますからね。

ー地域との繋がりはありますか?

日本食品として古賀市のイベントに参加させていただいていて、5月の「食の祭典」や11月の「まつり古賀」など、地域のイベントを通じて古賀市との交流があります。

イベントでは、弊社の商品を販売する際に、お客様から直接「美味しい」という言葉をいただくことがあります。古賀市の方々は、弊社の商品を支持してくださっていると感じていますし、イベント中のざっくばらんな会話もすごく楽しいです。

ー食の祭典で大変だったことや印象的なエピソードは何かありますか?

食の祭典は、ありがたいことにイベント開始前から長蛇の列ができるほどで、弊社商品への愛情を実感しています。ただ、交通整理には苦労しますね。規制を求められることもあります。

ー月1回開催されている工場直売の時もたくさんの方がお買い求めになるそうですね。

はい、おかげさまで近隣から遠方まで、多くのお客様に足を運んで頂いております。

開店時は長蛇の列となるため、販売所へ入場するまでにお時間がかかってしまうことが多々あります。

お客様にはご不便をおかけすることも多く、申し訳なく感じています。

しかしその反面、本当にお客様から愛される会社なんだとも実感しています。

古賀で13年暮らして感じる「食のまち」

ー13年間古賀市で暮らされて、特に気に入っている点はありますか?

気に入っている点は、居酒屋さんの料理が美味しいことです。私がこれまで訪れた中でも、古賀市の居酒屋は特に美味しいですね。

ー行きつけの居酒屋さんは?

古賀市に来たばかりの頃は「天下鳥」さんによく行きました。移転してからは予約が取りづらくなってしまったのですが、その店の焼き鳥は私の中でトップクラスです。

ほとんどの料理が美味しいのですが、私は特に豚バラ串が印象に残っています。

ー“古賀飲み”はどのように楽しんでいますか?

若い頃は福岡市天神に行くことが多かったですが、今は同期や友人と古賀市の居酒屋で集まることが多いです。特に缶詰居酒屋は衝撃的でした。様々な種類の缶詰を安価で楽しめるのが良いですね。

ー古賀市内での人との繋がりについて教えてください。

古賀市に引っ越してきてからしばらくして、高校時代の同級生に再会しました。その同級生は「元祖トマトラーメン三味(333) 古賀駅店」様のマネージャーをしているという繋がりもあり、サイドメニューの一つに日本食品のおつまみを加えていただけるようになりました。

ー古賀市の人に対するイメージはどうですか?

古賀市の人たちはとても話しやすいです。居酒屋で隣の人とすぐに会話が始まったり、若い人も年配の方も、打ち解けやすい雰囲気があります。

特に老舗の居酒屋では、年配の常連客が「一杯飲んでいけよ」と温かく迎えてくれます。どこから来たのかと興味を持ってくれる人が多く、すぐに仲良くなれますね。

できればこのまま、自然豊かな古賀でいてほしい

ー暮らしについて、今後の目標を教えていただけますか?

古賀市で13年暮らしてみて、この街の利便性の良さを実感しています。

結婚して、今はまだアパート暮らしですが、将来は古賀市に家を建てたいと考えています。土地や物価の上昇があるものの、電車やバスなど生活インフラが整っている点が魅力ですね。

ー古賀市の周辺にはイケア(新宮町)やイオン(福津市)がありますが、利便性はどうですか?

周辺にある施設については、とても利便性が良い場所だと思っていますが、交通量もその反面多くなったと感じています。

私は自然豊かな環境を好み、都会化することに対しては少し寂しさを感じます。古賀市がこのまま自然に恵まれたまちであり続けてほしいですね。

まとめ

(左)日本食品株式会社 野上さん (右)日本食品株式会社 西森さん

今回は、日本食品株式会社の野上さんにお話を伺いました。

古賀市に移住されてから13年、地域とのつながりや古賀市に対する想いを語っていただきました。

特に、利便性と自然環境のバランスがとれた暮らし、地域とのつながりに対する独自の視点を持つ野上さんの言葉からは、古賀市で暮らす将来への期待が感じられました。

野上さん、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました!

日本食品株式会社の西森さんには、ここ古賀チャンネルの動画にも出演いただいています。こちらもぜひご視聴ください。