古賀市PR大使の石井美紀さん。
株式会社ASPREAD主婦事業部/タレント部に所属されています。
石井さんは、上級食育アドバイザーと食生活アドバイザーの資格をお持ちで、古賀市PR大使だけでなく、簡単おうちごはんを紹介するインスタグラマーとしても活動されています。
今回はそんな石井さんに、古賀市PR大使になるまでの経緯や古賀に対する想いなどインタビューさせていただきました。
地域活性化の魅力に気づいた大分県竹田市でのお仕事
ー石井さんは古賀市出身で古賀市PR大使をされていると思うのですが、古賀市でどのように過ごされましたか?
私は古賀市内の愛和病院で生まれて、天照幼稚園、舞の里小学校、古賀北中学校、玄界高校に進学しました。
それから、福岡女学院大学短期大学部に入って、FM長崎に入局しました。
ーずっと古賀市で育ったのですね。FM長崎ではどんなお仕事を?
福岡から長崎に移住して、ラジオ局のアナウンサー兼パーソナリティをやっていました。
FM長崎の会社員として働いていたのですが、慣れない業務と初めての1人暮らしで体調を崩してしまい、やむなく1年で退職することになりました。
ストレスで生放送中に声が出なくなったり、顔半分麻痺した状態になって、このまま続けることができないから福岡に帰ろうと。
そんな時にFM長崎の尊敬する上司から、人と話す仕事が本当に好きならあともう1年頑張れ!と背中を押され、FM長崎からFM大分へ転職しました。
ーそのときに移住された先はどこだったんでしょう?
大分市に移住しました。そこで大分県竹田市の広報番組をつくることになったんです。
その広報番組は、大分県竹田市だけを紹介するものでした。竹田市は田舎なので土地が広く、長湯温泉や久住高原もあり、竹田市とひとくくりにまとめてもいろいろと特徴のある市でした。
そこの広報番組をしていたのが11年前の2012年です。この時に、県外から移住してきた私の目線で大分県竹田市の魅力を情報発信していたんです。
竹田市外の方はもちろん、地元の方も情報を知らなかったり、知っていたとしてもすごく浅い情報しか知らなかったりと、私が届ける情報が地元の方にとっても新発見だったり再発見に繋がっていることを感じて、すごくやりがいを感じました。
竹田市は、ご年配の方からお子さんまで地元愛が根付いていて、例えばイベントをしますってなったとき一気にまちが動き出すのを肌で感じることができました。私もそのメンバーに入れてもらって、そのときに、地域活性化ってこんなにおもしろい仕事なんだと感じました。
みんなが動いてまちが変わっていく様子を間近で見ることができて、それを発信する仕事にすごくやりがいや楽しさを感じました。
古賀市PR大使になるきっかけ
ー竹田市での経験が今の古賀市PR大使の仕事をおこなうきっかけにも?
そうですね。竹田市の方から「あなたの地元はどこなの?」と尋ねられたことがあって、その時に福岡県古賀市ですと伝えると、竹田市の方みんなが知っているんですよ。なぜかと言うと、サービスエリアがあるから。竹田市のみなさんが古賀市を知っていることをすごく誇らしく思いました。
ただ、「古賀市は他に何があるの?」と聞かれた時に、私は何も答えられなかったんです。地元である古賀市の魅力を語れないのに、竹田市の魅力を語っている自分がもう本当に情けなくて。悔しかったのを覚えています。今でもその時の何か湧き上がった感情が忘れられなくて。
いつか絶対にもっともっと古賀市を知って、古賀の魅力を発信する仕事がしたい!って思うようになったんです。
ーそれまでは古賀市と関わるお仕事はなかった?
なかったですね。私の実家は舞の里にあって、舞の里は新しくできた住宅街エリアだったので、移住者が多かったんですよね。だから、あまり古賀市に執着がなく育ったのかもしれません。
ただ、夫が古賀の人なんです。高校時代から付き合っていて結婚したんですけど、夫の実家に行くたびに、お盆はこの料理、お正月はこの料理というのがあって、古賀市にもこういう郷土料理があるんだってことを初めて知りました。
本当の意味での”古賀市”を好きになった瞬間でもありました。
ー大分からUターン移住して、結婚を期に古賀に戻ってきて、何を感じました?
程よい田舎が、暮らすのにちょうどいいです。博多へは電車で約20分!ちょっと距離あるけど、市内通勤にも可能な範囲なんですよね。それに古賀市には、海や山もあるから、休日はのんびり散歩したりして過ごしています。
あと、子どもを産んでから特に古賀に戻って良かったーって強く思うようになりました。
ー古賀の何が良かったですか?
古賀市の子供支援がしっかりしているところが良かったです。赤ちゃんが生まれた全世帯に、古賀市役所子育て支援課の専門スタッフさんが家を訪ねて来てくれる”赤ちゃん訪問”っていうのがあるんですね。「大丈夫ですか?」「困っていないですか?」「おっぱいのあげ方わかりますか?」って。
県外から移住してきた方にとっては、特にありがたいですよね。
あと、『うまれてきてくれてありがとうBOX「こがたからばこ」』がもらえたり、平日、乳幼児を連れて遊びに行けるつどいの広場「でんでんむし」っていう施設もあるんです。
この施設は、本当にママや赤ちゃんたちのオアシスなんです!私も息子が乳児の時、本当に毎日のようにお世話になりました!(笑)
仕事復帰の時も、古賀市で助かりました!古賀市は4月の待機児童が今までずーっとゼロなんです。
他の市の方々からもすごく羨ましいと言われます。働くママにとって、こんなにもいい環境はないのかな、と思っています。
ー古賀市にUターン移住で帰ってきて、一番良かったことは何ですか?
一番良かったことは、やっぱり子育てですかね。
まち自体がのんびりしているので、あまり周りの目を気にしなくていいっていうか。のびのび子どもを遊ばせられるのがママとしては助かっています。スーパーや道を歩いている時も、通りすがりの人たちが息子を見て、みんなニコニコ話しかけてくれるんです。こういうのって都内ではなかなか難しかったりするのかなぁ〜っと思ったり。
子どもにとっても、ママにとっても優しいまちです。
ー石井さんが古賀市PR大使になるまでのストーリーを教えてください。
11年前から、古賀市と関わることができる枠がないかずっと考えていました。
古賀市PR大使のことは前から知っていたんですけど、当時は事務所に所属していることがNGだったみたいで。だから私は受けられなかったんです。そしたら今年から事務所の許可があればPR大使に立候補してもいいということになって。それで挑戦しようと思ったのがきっかけです。
古賀市を盛り上げたいと思う熱量の源
ー石井さんが古賀市を盛り上げたいと思う熱量の源はどこですか?
やっぱり、竹田市で自分を恥じた気持ちが熱量の源だと思っています。
竹田市で感じたのは、地元を誇ることは自分を誇ることだということです。
子どもの時に育った地元は、自分の基盤をつくります。私も古賀市に帰ってきて、子どもを持って、子どもたちにも古賀を誇りに思ってもらいたい。古賀を誇れる子になって自分を誇れる子になってもらいたい。そのために大人が何をしたらいいのかを考えています。
私は「楽しくもっと元気な古賀市をつくっていく一員として何かしたい」と心から思っています。
ーPR大使の仕事を半年やられてみて、どうですか?
PR大使を半年やってみて、全然知らなかった古賀市がたくさん見えてきました。広報こが「こがんと。」の取材で飲食店さんに行かせてもらっているのですが、古賀市の変化に驚きます。今の古賀市を知ることができて、毎回の取材が楽しみです。
株式会社ヨンダブルディーさんができて、古賀市が今動き始めている気がしています。
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ーPR大使をやられて一番印象に残っている出来事は何ですか?
トウモロコシが美味しかったです(笑)
朝どりこがスイーツコーンの収穫体験に、朝5時から行ってきました。古賀市にこんなにも美味しいお野菜とか特産品があることは、今まであまり知りませんでした。
こういった古賀の深いところを知るうちに、古賀の農家さんや飲食店さん、食品加工団地をもっと知りたいという気持ちがふつふつ湧き上がっています。
その情報をみんなにおすそ分けして、古賀に恩返しをしていきたいです。なので、一番印象に残っていることを聞かれると、朝どりこがスイーツコーンの収穫体験ですね。
関連動画:
古賀市をもっともっと盛り上げたい!
ー上級食育アドバイザーの石井さんとして、食のまち古賀市をどう盛り上げていきたいですか?
そうですね、私は長崎時代、本当に体調不良で死にかけました。でも、大分に引っ越してからは、取材先の農家さんから沢山の新鮮なお野菜をもらって、それを料理して食べるうちに、みるみる体調が回復しました!この経験から上級食育アドバイザーの資格を取得しました。
“食べることは生きること”というのは本当にその通りで、食べ物は大事だなと感じています。
古賀にもこだわりを持った農家さんや美味しい飲食店、九州の台所を支える食品加工団地や今も根付く郷土料理があったりします。
みんなが古賀の食に興味を持って、古賀の美味しいものを食べてさらに元気になってもらいたい。
古賀を食のまちとして盛り上げたいです。
ーズバリ、石井さんがこれから古賀市でやっていきたいことは何ですか?
子どもたちが古賀を誇りに思う瞬間を増やしたいです。古賀に誇りを持って、自分も誇れる子どもたちを増やしたい。そのために私は大人としてその環境を整える仕事がしたいです。
その一環が古賀市PR大使でもあります。だから、本当に好きなことを仕事にさせてもらえている環境に感謝しています。
もっと盛り上げて古賀を元気にしたい、古賀市の魅力を情報発信して古賀に恩返しがしたい、やりたいことはたくさんあります!
まとめ
今回は、古賀市PR大使として活躍している石井さんにインタビューさせていただきました。
この記事を通して、PR大使石井さんの熱量に共感してくれる人が集まったり、これからの時代を担う10〜20代で、地元古賀市のことを盛り上げたいと想っている仲間が増えるといいなと思います。
石井さん、本日はお忙しいところインタビューにお答えいただきありがとうございました。